よく寄せられる質問をまとめてみました
工房は化粧品容器(特に口紅金属容器)の企画・デザイン・設計・研究に携わるプロ達の情報交換の広場になればと考えて開設しました。
東京の下町墨田で昭和9年から口紅容器を作り続け、これからも作り続ける中小企業の開発者・設計者・生産者・営業マン等が自分のコーナーを分担して創りました。
商品コンセプトと容器の構造・表面処理の関連から時代の流行を追いたくて、20年以上前から市場の気になる(目立つ)製品をバラバラになるまで分析してデーターベースにしています。口紅の太さ・容器の太さ、長さ・外装の色・加工手法などの傾向を調べています。
面白いです。容器業界はかなり限られた容器メーカーが長い間、特定のお客様と共に作り上げてきましたので各社独自の作法を持っています。自分たちが作った容器と比べると他社の技術・文化が見えてきます。感心したり共感したりしています。
トレンドリサーチを始めたのが1983年からでその間に370点以上の口紅容器を見てきましたがその中で最も重かったものは1991年にカネボウ化粧品から発売されたアフニーク口紅(限定版)の容器が50.7グラムで最も重かった様です。この容器は外装が純銀で出来ていてその上を24金の厚付けメッキで覆ってあります。市場価格は70,000円でした。
紅の大きさにもよりますが絶対値で軽かったのは1984年に資生堂化粧品から発売されたパーキージーンピコ口紅の容器が7.9グラムで最も軽かった様です。それ以外に2003年にエキップから外装が紙筒のオリーブデオリーブが9.6グラムで発売されました。 但し40年以上遡りますと現在の回転繰出しメカと違う押出し式容器で 7g以下のものも有りました。
| 7 過去の製品のもっと詳しい分析結果が知りたい場合は? |
ここにご連絡頂ければ細部の資料をご用意いたします。
1970年以上前は全部品が金属で ・真鍮 ・アルミ ・鉄 ・ステンレス等が使われました。それ以後内部メカ部品には樹脂が使われるようになり耐腐蝕が強化されました。 蓋・などの外装部品は1990年頃までは高級品は金属、低価格品は樹脂の傾向がありましたが2000年代になってからは樹脂の表面処理技術が進歩してその区別は無くなって来ました。
ピカピカの金属感を出すには『アルマイト』を行います。プレスで成型した生地を研磨機でピカピカに研磨して電気と薬品で酸化皮膜をつくり安定した光沢面を作り出します。この皮膜は目に見えない細かい孔がたくさんあいているので「染色」が可能です。ですから真っ青な金属面も作ることが出来るのです。顔料系の表面がお望みなら焼付け塗装を施します。200度近い高温で焼付けられますので硬く丈夫な塗膜面が得られます。
| 10 樹脂なのにピカピカしているものが有りますがあれは何? |
文字など部分的にピカピカしたものはアルミ膜をスタンピンク゛しますが全面が、ピカピカしているものは『真空蒸着』という技法で成膜します。金ピカの場合はアルミ皮膜の上に黄色の塗膜を乗せて金色にします。
こちらにご連絡下さい。
決め手は偏見と独断ですがガイドライン項目としては
①大型新製品
②ユニーク形状・メカ・加飾
③プロが唸る出来栄え
などが挙げられます。
| 13 『市場製品分析』で詳しい材質はわかりますか? |
一応プロですからよほど特殊な材質で無い限り殆ど判ります。実は 判らない材質に出合ったときは結構興奮します。
| 14 コレクションの表面処理は化粧品容器以外でも可能ですか? |
見本作成は可能です。しかし量産は設備で作りますので大きさ・形状があまりにも口紅・コンパクト等と違う物は不適です。
細部は
ココにご相談下さい。
| 15 からくり提案の中で実用化したものはありますか? |
多数有ります。特に紅の生産性向上などの提案はすでに定着して利用頂いています。
| 16 からくり提案の中で気にいったものの見積もりはできますか? |
お見積は外装・ロットサイズなど『からくり』以外の条件が大きく影響しますので
ここにご連絡頂ければご相談させていただきます。
| 17 『デザインライセンスオフ』で使える容器有る? |
シンプルデザインで宜しければ弊社持ち型の容器を用意して有ります。塗装・アルマイト・ダイヤカツトなどで独特の加飾をして印刷・ホットスタンプなどでロゴマークを加えればカスタムパッケージとなります。
ここにご相談下さい。
| 18 『『市場製品分析』では外国商品の分析はしないのですか? |
市場も国際化していますのでそろそろやらなくてはいけないのですが予算の関係で対象外です。ただし過去には何度か分析しています。
| 19 商品持込みで『市場製品分析』依頼はできますか? |
私達の勉強になりますので無料で分析させて頂きます。ただし容器は切り刻まれて元には戻りませんので悪しからず。 できれば『商品コンセプト』も添えて頂ければ分析も深まります。